CAVIN Tech Blog

CAVIN Inc.のエンジニアブログです。 技術的な内容に加え、福岡市 (Fukuoka Growth Next / fgn) でのスタートアップ運営の日常や、舞台裏をお伝えします。

スタートアップで経験したことを振り返る

スタートアップで経験したことを振り返る | CAVIN Tech Blog

こんにちは、記事随筆にやっと上達が見られるようになったと自負しているCAVINスタッフの竹崎です。

今年大学を卒業し、新社会人となるためCAVINを卒業します。

そのため12月中旬から3月下旬までの約3ヶ月を振りかえり、経験したことやそこから得られた気づきなどをつらつら書いていきます。 客観的に見ると、スタートアップってのはこんなスピード感なんだなとか、逆にここら辺は CAVINらしいなとかがわかってもらえれば幸いです。

目次

エンジン全開モードの時期に加入

常に、エンジン全開モードのメンバーですが、自分がジョインした時の弊社の状況を振り返ると、サービスの開発がすでに始まっていて、新聞や雑誌、ラジオやテレビなどのメディアに露出したり、ピッチやイベントへの登壇を積極的に行なったりすることで認知を拡大していこうとしているところでした。

4つの学び

UIUX領域のキャリアを歩もうと考えていましたが、基本的に、学べることはなんでも学んでやるというスタンスなので、そこから全力で走り続けた3ヶ月間でした。 大きく4つの事を学べたと思っているので、具体的に経験するに至った経緯や、経験した事で得た気づきをそれぞれまとめていきます。

ジョイン後3日目からPM

自分の場合、スタートアップってなに?から1日目が始まったので、3日で、業界とスタートアップの概念を叩きこんだのを覚えています。そこからジョイン後3日目にMTGを組んでもらい、PMという役割を教えていただいたところ、「とりあえず1つ企画してみなよ」の一言で、いきなりイベントの企画を開始しました。

イベント概要ですが、書初め大会3.0という事で、新年一発目の社内イベントを遂行できました。以下に記事としてもまとめてあります。

cavin-backstage.hatenablog.jp

PMとしての基礎を身につける

PMを経験してみて気づいたのは、先回りする力が重要だという事です。

先見性は、物事がどのように進んでいくのかを、頭の中で想定することができる能力だと思っています。その質が上がれば上がるほど、最悪の状況を想定でき、そこを最低限満たす事ができるように業務を設定できます。

それにより、プロジェクトを成功に導ける可能性は高くなると思います。当然、先見性の質を高めるためには経験が必要なので、野球選手がバッターボックスに立つ機会を増やして上手くなるように、PMというバッターボックスにどんどん立っていきたいです。

UI/UX領域の実務と知識を蓄える

前半で申し上げた通り、UIUX領域でキャリアを歩んでいこうと考えていたので、プロダクト開発の業務も行いました。

ペルソナの作成や、サービスのレスポンシブ対応のためのUIデザインに携わり、プロダクトのUIデザインで必要となるAdobeのXDやFigmaなどのツールを使いこなせるようになりました。

cavin-backstage.hatenablog.jp

また、ツールの使い方だけではなく、Appleが提唱しているデザインの基本原則などをインプットする時間をとり、実際のサービスに落とし込む事でより良いサービスを作る事に貢献できたと感じています。

cavin-backstage.hatenablog.jp

UI/UX領域の実務を経験してみて、観察と改善のスピードを上げることが重要だと思いました。サービスの質を上げるために、ユーザーの情報を集めたり、インターフェースのガイドラインを読み込んだり、認知心理など学術的な教養からの学びを即座にサービスに転換することが求められてる、そう感じました。

マネジメント兼組織作り(3月)

2月下旬は、新しいスタッフの加入もあり、各スタッフが行っているプロジェクトの進捗を確認するなど、 自分の事だけでなくメンバーの動きを意識し始めた時期でした。

3月に突入し、Web Marketingチームの組織構築を任されました。

20日という短期間の中で何もない状態からチームを構築するという経験を通して、”定性的なゴールを決める”というのは大事だと感じました。

最終的なゴールとしては、「メンバー間の対話を生み出せる環境と、新しく加入したメンバーがすぐに稼働できる状態」としました。そのために行なったこととしては、組織領域の定義、オウンドメディアの立ち位置、メンバーの構成などをまとめて、ビジュアル化しました。

最後に、チーム会議で資料を共有し、フィードバックをもらった時に、自分が目標としていた最低限のラインは超えられたと実感できたので安心しました。

最後に

オフィスで行う何気ない会話や1対1で行う対話により、互いのことを深く理解しそこからの歩み寄りを通して、人生観や価値観についても学びが多くありました。

そして、ビジネス力や専門性の部分はもちろん大切だけど、その土台となる考え方や独自の哲学を磨いて行くことでより価値を生みだせると気づきました。

以上、約3ヶ月間のCAVINで経験した事とそこで得た気づきを書かせていただきました。